カンパーニア州イルピニアのワイン入門|アリアニコ・フィアーノ・グレーコと3つのDOCG
イルピニアは、イタリア南部カンパーニア州の内陸、アヴェッリーノ県を中心とする丘陵地のワイン産地です。 赤のアリアニコ、白のフィアーノとグレーコという土地の品種で知られ、「タウラージ」「フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ」「グレーコ・ディ・トゥーフォ」という3つのDOCG(イタリアワインの格付けの最上位区分)があります。
1. イルピニアはどんな産地か
項目 | 内容 |
|---|---|
位置 | イタリア南部カンパーニア州。ナポリから東の内陸側、アペニン山脈にかかる丘陵地 |
中心となる県 | アヴェッリーノ県 |
地形 | 海沿いではなく、標高のある丘や谷にブドウ畑が広がる |
土壌 | 火山由来の堆積物や粘土・石灰質を含む土壌が見られる |
代表品種 | 赤:アリアニコ/白:フィアーノ、グレーコ |
主な原産地呼称 | タウラージ DOCG、フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ DOCG、グレーコ・ディ・トゥーフォ DOCG、イルピニア DOC |
南イタリアと聞くと暑い海辺を思い浮かべがちですが、イルピニアは内陸の丘陵地です。昼と夜の気温差が出やすい環境とされ、酸味を保ったワインが造られることで知られています。
2. イルピニアの3つの代表品種
品種 | 色 | 一般的な特徴 | 当店の銘柄 |
|---|---|---|---|
アリアニコ(Aglianico) | 黒ブドウ | しっかりした酸とタンニンをもち、熟成に向く品種とされる。赤のほか、ロゼやスパークリングにも使われる | カンピ・タウラジーニ、サンタ・ヴァーラ タウラージ、ロザート、アリアニコ スプマンテ、アリアニコ・パッシート |
フィアーノ(Fiano) | 白ブドウ | 香りが豊かで、熟成によって複雑さが増すといわれる白 | フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ、フィアーノ スプマンテ ブリュット |
グレーコ(Greco) | 白ブドウ | 酸がはっきりし、引き締まった味わいになりやすい白 | グレーコ・ディ・トゥーフォ |
3. 3つのDOCGとイルピニアDOCの違い
呼称 | 主な品種 | ひとことで |
|---|---|---|
タウラージ DOCG(Taurasi) | アリアニコ | イルピニアを代表する赤。規定の熟成期間を経てから出荷される。より長く熟成させた「リゼルヴァ」もある |
フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ DOCG(Fiano di Avellino) | フィアーノ | アヴェッリーノ周辺で造られる白 |
グレーコ・ディ・トゥーフォ DOCG(Greco di Tufo) | グレーコ | トゥーフォ村周辺で造られる白。「トゥーフォ」はこの地の凝灰岩の名でもある |
イルピニア DOC(Irpinia) | 複数 | イルピニア全体を対象とする呼称。白・ロゼ・赤・スパークリング・甘口などさまざまなタイプがある。「カンピ・タウラジーニ」はその中の地区名 |
※熟成期間などの規定の数字は、生産規定(disciplinare)の改定で変わることがあるため本記事では記載していません。
4. イルピニアのワインを飲んでみるなら:La Molara(ラ・モラーラ)
Wine-L'amo(ワインラモ)は、イルピニアのルオゴサーノ(アヴェッリーノ県)にある家族経営のワイナリー La Molara(ラ・モラーラ) のワインを輸入しています。9銘柄すべてが単一品種100%で、品種と産地の個性を素直に感じられます。
呼称 | 当店の銘柄 | タイプ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ DOCG | 白 | ¥8,580 | |
グレーコ・ディ・トゥーフォ DOCG | 白 | ¥8,580 | |
タウラージ DOCG | 赤 | ¥14,300 | |
タウラージ DOCG リゼルヴァ | 赤 | ¥14,300 | |
イルピニア DOC | 赤 | ¥8,800 | |
イルピニア DOC | 白・スパークリング | ¥9,680 | |
イルピニア DOP | ロゼ・スパークリング | ¥9,350 | |
イルピニア DOP | ロゼ | ¥8,580 | |
イルピニア DOP | 甘口(陰干しブドウ) | ¥13,200 |
※価格は2026年10月11日時点の当店オンラインショップの表示です。La Molara のワインは要冷蔵でお届けします。
はじめての1本の選び方
こんな方に | おすすめ |
|---|---|
まずイルピニアの白を知りたい | フィアーノ・ディ・アヴェッリーノとグレーコ・ディ・トゥーフォの飲み比べ |
アリアニコを気軽に試したい | イルピニア DOC カンピ・タウラジーニ 2018 |
イルピニアを代表する赤を味わいたい | サンタ・ヴァーラ タウラージ(2014/リゼルヴァ 2015) |
乾杯から始めたい | フィアーノ スプマンテ ブリュット、アリアニコ スプマンテ |
5. よくある質問
Q1. イルピニアはイタリアのどこにありますか?
A. 南イタリアのカンパーニア州、ナポリから見て東の内陸にあるアヴェッリーノ県を中心とした丘陵地です。
Q2. アリアニコはどんなブドウですか?
A. カンパーニア州などで栽培される黒ブドウで、しっかりした酸とタンニンをもち、熟成に向く品種とされています。イルピニアではタウラージの主要品種です。
Q3. フィアーノとグレーコの違いは?
A. どちらもイルピニアを代表する白ブドウです。一般に、フィアーノは香りの豊かさ、グレーコは酸の引き締まった印象で語られることが多い品種です。
Q4. DOCGとDOCは何が違いますか?
A. どちらもイタリアの原産地呼称で、DOCGがより上位の区分です。産地・品種・造り方などの規定がより細かく定められています。
Q5. イルピニアのワインはどこで買えますか?
A. 当店オンラインショップで La Molara の9銘柄を販売しています。
20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

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